「新NISA、始めたほうがいいのは分かっている。でも、何から手をつければいいのか分からない」
そんな声をよく聞きます。証券会社の窓口やネット記事を見ても、出てくるのは「どの証券会社がいいか」「どの銘柄を選ぶか」といった話ばかり。でも実は、その前に決めておくべきことがあります。それを飛ばしたまま口座だけ開いてしまうと、途中で「これで合っているのか」が分からなくなり、結局手が止まってしまうのです。
多くの人が最初につまずくところ
NISAを始めようとしてつまずくのは、「知識が足りないから」だけではありません。むしろ、証券会社の選び方や銘柄の情報はネットに溢れています。つまずく本当の理由は、自分にとっての「正解」が定まっていないまま、情報だけを集めてしまうことにあります。
情報を集める前に、次の3つを自分の言葉にしておくと、迷いがぐっと減ります。
決めておくべきこと①:何のためにお金を増やしたいか
「老後のため」「なんとなく不安だから」——これだけだと、実は判断軸になりません。
老後のためなのか、10年後の住み替えのためなのか、子どもの教育費のためなのかで、選ぶべき商品もリスクの取り方もまったく変わってきます。目的が曖昧なまま始めると、値下がりしたときに「これで良かったのか」と不安になり、続けられなくなってしまいます。
まずは「何のために」を一文で言えるようにしておきましょう。
決めておくべきこと②:いつまでに、いくら必要か
目的が決まったら、次は時間軸です。「20年後に使うお金」と「5年後に使うお金」では、置いていい場所がまったく違います。
長く置いておけるお金であれば多少の値動きにも耐えられますが、数年以内に使う予定があるお金を値動きの大きい商品に置いてしまうと、必要なタイミングで元本割れしている、ということも起こり得ます。「いつ」「いくら」を先に決めることで、選ぶべき商品の性質がおのずと絞られてきます。
決めておくべきこと③:どこまでの値下がりなら夜眠れるか
同じ10%の値下がりでも、平気な人もいれば、夜眠れなくなる人もいます。これはどちらが正しい・間違っているという話ではなく、単純に人によって違うものです。
ここを自分で把握しないまま、「増える可能性が高いから」という理由だけでリスクの高い商品を選んでしまうと、値下がりした瞬間に怖くなって売ってしまい、結果的に一番良くないタイミングで手放す、ということが起こりがちです。
この3つを言葉にしておくと、口座選びで迷わない
証券会社の比較や商品の選定は、実はこの3つが決まったあとの「作業」にすぎません。順番を間違えると、情報の多さに振り回されて疲れてしまいます。
- 何のために増やしたいか
- いつまでに、いくら必要か
- どこまでの値下がりなら耐えられるか
この3つさえ言葉にできていれば、あとの判断はずっと楽になります。
一人で決めきれないときは
とはいえ、この3つを一人で整理するのは、思っているより難しいものです。特に「どこまでのリスクなら大丈夫か」は、自分では気づきにくいところでもあります。
お金のおけいこでは、特定の金融商品をおすすめすることはありません。まずはあなたの状況やお悩みをお聞きしながら、この3つを一緒に言葉にしていくところから始めます。情報に振り回されず、納得して一歩を踏み出したい方は、資産形成スタートアップ個別相談をご利用ください。
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